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セミナー
2016.05.17
開催趣旨
NMR法は生理条件下での構造解析が可能であり、運動性や構造変化、分子間相互作用など、分子機能に直結した構造(機能構造)情報を与えます。
NMR法はこれまで蛋白質など生体分子の原子分解能での構造・機能解析や生体イメージングなど生命科学分野において多くの貢献してきました。しかしながら、次世代の生命科学の重要課題を解決するためには、細胞や細胞内小器官などの複雑な環境下での機能構造の解析や、X線や計算機など多数の手法と組み合わせた生体超分子複合体の機能構造の解析が必要とされております。
このたびIn Cell NMRのMikael Oliveberg博士とJens Danielsson博士、Integrated Structural BiologyのMingjie Zhang博士という3人の著名海外研究者を迎え、蛋白研セミナーの開催を企画することとなりました。
このセミナーが、国内外の世界最先端のNMR技術開発者や構造生物学研究者が一堂に会し、発表や質疑などを通じて情報交換と議論を深め、蛋白質NMR研究の未来を展望する機会となることを祈念し、開催いたします。
IPR Seminar “Protein NMR beyond” Organizer
児嶋長次郎、杤尾豪人、藤原敏道