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2022.06.01

【6/7開催】蛋白研セミナー:量子計測技術による細胞生物物理学の進展と生命のパラメトリク生理機能の解明への展開

  • 日程 :2022年6月7日(火)13:00~16:00
  • 場所:東京大学生産技術研究所コンベンションホール

分子生物学により生体構成要素が同定され、オミックスによりそれらの量的変動が網羅される中、生命の“しなやかさ”の原理の背後にある生命機能のパラメトリック制御の謎が残されている。パラメトリック制御とは、連続的でゆるやかに変化する変化に対する生命の適応機構であり、その理解のためには、遺伝子やタンパク質の発現のON/OFFのみならず、細胞内の温度・pH・酸化還元等の物理化学的環境の漸次変化を統合的に理解することが重要である。本セミナーでは、細胞内の物理化学的計測を可能にする最新技術であるナノダイヤモンドを用いた量子計測法を紹介し、量子計測技術の最新の進展と生命のパラメトリック生理機能の理解への応用展開について 討論する場としたい。

■プログラム
13:00-13:05 開会挨拶
13:05-13:20 五十嵐龍治 ナノ量子センサーを用いた極微小・極微量の生命計測技術
13:20-13:35 長田健介 ナノダイヤモンドの定量的PEG化の試み
13:35-13:50 原田慶恵 細胞分化を制御する温度シグナリング機構
休憩
14:00-14:15 岡部弘基 細胞内温度イメージングによるパラメトリク細胞機能の解明
14:15-14:30 岩崎信太郎 重力によるミトコンドリア翻訳のパラメトリック制御
14:30-14:45 土居雅夫 温度シグナルを介した体内時計のエントレインメント機構の理解へ
14:45-15:00 平林祐介 神経軸索におけるミトコンドリアの機能制御
休憩
15:10-15:25 荻沼政之 パラメトリックな物理化学反応によって起動する休眠機構の解明
15:25-15:40 坂口秀哉 神経オルガノイドにおける自己組織化現象を通したパラメトリック生物機能へのアプローチ
15:40-15:55 池内与志穂 柔軟な神経らしさを作り出すパラメトリック翻訳制御の解明
15:55-16:00 閉会挨拶

■主 催: 大阪大学 蛋白質研究所
■世話人: 土居雅夫 (京都大) 、原田慶恵(大阪大)
■参加費: 無料

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